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避けたい。絶命級の失敗

  • 執筆者の写真: 株式会社TENOHIRA カブシキガイシャテノヒラ
    株式会社TENOHIRA カブシキガイシャテノヒラ
  • 11月17日
  • 読了時間: 3分

更新日:11月20日

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代理店さんやクライアントとの契約書、何を契約すれば良いの? ・失敗=借金して苦しむとか、破産するとか、みんな首とか、ブランド力信頼失墜、とか避けたいさ


🎯 結論

TENOHIRAが 最低限・絶対に取り交わすべき契約はこの3つだけ

✅【1】基本取引契約書(マスター契約)

(代理店・企業と最初に結んでおく共通ルール)

こんな内容を入れる:

● ① 瑕疵責任の範囲

→ 制作物が壊れても「賠償無限」にならないように賠償上限=契約金額の範囲内 に固定。

これを入れないと→ 数千万円請求されることすらある。

● ② 再撮影・修正の条件

→ 追加料金が発生する条件を明記例:

  • 修正は3回まで

  • 仕様確定後の変更は有料

  • 再撮影は×万円/日

これが書かれてないと“無限修正地獄” で赤字に沈む。

● ③ 納期遅延の責任

→ 「クライアントの返答遅れ」はTENOHIRAの責任外→ 延期になってもこちらに賠償が来ないように明記。

● ④ 権利関係(著作権・二次利用)

  • 著作権譲渡なのか

  • 使用範囲どこまでか

  • 二次利用は有料か

  • 生素材は納品対象か

ここ曖昧だと本当に揉める。

● ⑤ データ紛失や事故の責任範囲

→ 「天災/機材破損/事故」は制作側の責任の上限を固定

● ⑥ 禁止事項

→ クライアントの“急な仕様変更”“夜中の無茶振り”を抑止できる文。

この**「基礎ルール」さえ一度結んでおけば、毎回の個別契約がめちゃくちゃ楽になる。**

✅【2】個別契約書(案件ごと)

(この案件は“何を、いつまでに、いくらで”やるか)

これだけ決めれば事故を防げる:

● ① 目的・成果物を明確に

例:

  • 3分映像1本

  • 15秒CM1本

  • 追加尺は別途見積

ここが曖昧だと“仕様膨張事故”が起きる。

● ② スケジュール(双方の責任範囲つき)

  • 撮影日

  • 仕様確定日

  • 修正提出期限

  • クライアントの返答期限

これが無いと「返答遅れの玉突き事故」が起きる。

● ③ 料金・支払い

  • 総額

  • 追加料金

  • 交通費

  • 撮影延長

  • 再撮影費

● ④ 修正回数

“修正3回まで”を明記。(デザイン業界は100%これやってる)

● ⑤ 使用許諾

  • SNS

  • TV

  • 限定広告

  • Webサイト→ 使用範囲を拡げる場合は追加料金。

● ⑥ キャンセルポリシー

  • 前日/当日キャンセル

  • ロケ地キャンセル

  • キャストキャンセル→ ここが最大の損害リスクなので絶対必要。

✅【3】出演許諾・ロケ許諾関連(事故防止の要)

● ① 出演同意書(モデル・社員用)

  • 当日の記録写真/映像の利用範囲

  • SNS/TVCMの使用

  • 撤回不可条項

  • 交通費や謝礼

出演許諾が無いと放送中止レベルの事故になる。

● ② ロケ撮影許可

  • 私有地:オーナー許可

  • 公共地:行政の許可

  • 商業施設:管理会社の許可

  • 子ども:保護者同意書

  • 車両:警察・道路使用許可

沖縄は“ロケの許諾文化が甘い地域”なので、ここが最大の爆弾。

● ③ 音楽・写真・AI素材の使用許諾

  • BGMライセンス

  • 写真や素材の出典管理

  • AI素材が権利侵害していない保証→ 「AI素材に権利責任を持たない」条文も必須。

 
 
 

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